Hello!!816-2014~メッセージ~

震災、原発事故から3年、四度目の夏がやって来る。
「Hello!!816」もどうにか3回目が開催されようとしている。

この間俺たちは、いろんなものを見てきた。

手塩にかけて育てた牛を、ただただ殺される為だけにトラックに積み込む怒りと悲しみで目を真っ赤に腫れ上がらせてた飯館村の畜産農家の主。
原発避難の無人の街で空き巣を繰り返す火事場ドロボウ。
原発から60km離れた地で、野菜が作れないと悲観し自殺した農家の主。
タクシーを待たせて無銭飲食を繰り返し、「金は東電に払ってもらえ」と言いきった原発避難者。
原発構内や除染作業など、金の流れに入り込んでくるヤクザ。
必死で帰還に向けあらゆる手を尽くす人達と裏腹、「俺達は故郷を失ったんだ!オマエに何がわかる!」と言って、補償の値段をつり上げる事しか考えてない人達。
1回目のハイロの駅前行進で、「一言でも原発反対と言ったらしょっ引くぞ!」と俺に言った郡山警察署員。
「最後は金目でしょ!」と発言した大臣に、「バカにするな!」とかみつく避難者。
定例イベントと化した東京での反原発集会。デモ隊の中からこんな声が聞こえてくる。
「郡山でなんか子育てできないよ」「福島のものを食べて応援なんて絶対にダメ!」
「福島ではすでに奇形児がたくさん産まれてるらしい…」

当の原発はと言うと、汚染水問題でだいぶ賑わっていたのだが、本当に怖いのはあくまで炉である!
何の情報も聞こえて来ないのだが、ヘタすると爆発当時より、かなりおっかない状態かもしれない。
地元の政治家が復興大臣とやらに出世したのだが、復興はちっともハカどらない。
そんな事を差し置いて、世の中はずっと動いてる。もはや「原発再稼働反対!」など過去のものか。
憲法九条を勝手に曲解し集団的自衛権の行使容認を閣議決定してしまったボンクラども。
当然のごとく反対デモが行われたのだが…どこかで見た景色じゃないか。

これじゃホンモノの原発より、この国がハイロになる方が早いかもしれない…。

俺は社会に影響を及ぼすくらいの力も表現力も持っていない。
悲しいが事実だ。だからと言って、何にもしない訳にはいかない。
だから俺は仲間を呼んで、8月16日の「ハイロの日」に、たいして上手くないドラムを叩いていろんなモノを空にぶっ放すんだ。だって、それしか知らないから。

最後に、こんな頼りない主催者にいろいろ力を貸してくれた仲間達、信頼して協賛して下さった皆様そして、真夏の野外で演奏時間も短いという悪条件の中、あるいは雀の涙ほどの出演料しか出せないと言うのに、イヤな顔一つせず喜んで参加を決めて頂いたミュージシャンの皆様、本当にありがとうございました!!感謝しかありません。

そして「Hello!!816」の生みの親、ミチロウさんの完全復活をじっくり待っています!


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Hello!!816 実行委員    遠藤 コウイチ