震災による原発の影響を考える

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震災による原発の影響を考えるプロジェクトFUKUSHIMA! Hello816【ハローハイロ】

震災後、断水と原発の問題から、しばらく休園せざるをえず卒園式が延期となった。
お花がなくても年度内に送り出してあげたい・・そんな思いから、約2週間遅れで、無事に卒園式ができた。
避難した園児もいて全員の顔が揃わなかったのが残念だった。

あの時は、年度末と新年度が同時にやってきて、事務処理や放射線の対応が一気に舞いこんできた。
換気扇やエアコンが使えず、窓を開けての換気も出来ない。とにかく保育室が寒い。厚着しジャンバーを着ての保育。
見兼ねた保護者さんから使用していない電気カーペットやファンヒーターを頂いた。身も心も温まった事を今も覚えている。
給食の食材をどうするか。水の安全は?放射線についての講演会があれば都合のつく限り傾聴した。
そして、聞けば聞く程わからなくなった。講師は、脱原発と原発推進の立場から講演しているのではないか?と疑うほど内容は真逆だった。
たからこそ安全・安心が保障出来ないうちは、子ども達の健康や安全を確保していかなければいけないと強く思った。

保護者さんに安心も不安も煽ってはいけない。
でも、牛乳を避けたい方には牛乳を提供せず豆乳やお茶で対応しよう。
牛肉を豚肉に変更しよう。
とにかく私に出来る事は全て、子どもの健康や安全を願う保護者さんの希望は叶えてあげたい。
そう思い必死だった。
市の許可も取らずに対応していた自分がいた。
そしてようやく飲料水の浄水器やガイガーカウンターを入手出来た頃、野山の汚染量や動物の健康被害などを野生の猿で試みる・・といった内容の新聞を読んだ。生まれ育ったこの土地が、本当にそんな恐ろしい事になっているのか・・恐ろしさと悔しさで涙が流れた。
しかし、そんな涙だけではなかった。
心温まる救援物資が全国から頂き、心温まる言葉を頂いた。
「頑張ろう。頑張らなきゃ!」そんな思いと、子ども達の優しい歌声が私の背中を押してくれた。
子ども達の歌うかぞえうたから世界はつながっている事。クリスタルチルドレンという歌から、戦わなくて良いんだよ。
顔も知らない同士、敵も見方もないでしょ。
そんな子ども達の口ずさむ歌から私は学び、自分の握りこぶしを片方の手で覆った。

初雪が降って大喜びの子ども達。(園児)先生見て見て・・雪だよ!!
(私)本当だ・・綺麗だね。(園児)下からお空見ると3Dみたい・・先生もやってみな!!と、雪が降ってくるのが立体に見えた子どももいれば、雪が降ったからこれでサンタさんが来てくれる!!と、喜ぶ子どももいた。
ただ残念だったのが・・・(園児1)雪って食べれるの?
(私)食べてみたい?(園児1)うん。(園児2)だめだよ。食べれないよ。
放射能ついてて死んじゃうよ!と教える姿があった。

地球に良くない事は人体にだって良いはずがない。
それがわかっているのにどうして続くのか。
もっと真剣に考えなければいけないのではないか。
5~9歳児の発がん率が単純計算で120倍になってしまうのが今からわかっているのなら、何か手を打つ最善の方法はないのだろうか。当園の保育目標は「子どもの幸せを考える保育」である。
子どもの幸せを考えれば健康被害などあってはならないだ。
福島県民は放射能に慣れるか諦めるしかないのではなく、これからのために、出来る事から1人1人がやって行かなければいけないのである。
誰かがやってくれる・・とか、甘える事なく、逃げる事なく、目をそむける事なく・・力を合わせて未来ある子ども達を守って行きたいものである。

あさひがおか保育園  園長 高橋 孝子


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